2018年8月、新疆ウイグル自治区を旅行した。
~库车 (クチャ)編~
目次
1.カシュガルからクチャ(库车 )へ
喀什観光も終り、次の目的地、库车(クチャ)へ移動。
↓カシュガル(喀什)編↓
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カシュガルからクチャまでは、緑皮車(寝台)で移動。
カシュガルを夜九時半に出発し、クチャ到着は朝の8時前。
約10時間の旅。
列車が出発し、バタバタと食事をすませると夜11時。
外もようやく暗くなり、就寝時間。
明日の観光に備えて体力回復!
おやすみなさいzzz
~1日目~
2.库车(クチャ)到着
朝7:50、朝陽が眩しいクチャ駅に到着。
クチャでは移動が必要なので、車を事前にチャーター。
地球の歩き方に載っていた旅行会社に電話して手配お願いした。
駅に着くと運転手と合流し、まずはホテルへ。
とりあえず荷物を置いてもらうつもりだったけど、
チェックイン&部屋まで案内してくれた。朝なのに。謝謝!
↓クチャの宿情報↓
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荷物を置いたら、最初の目的地、
「天山神秘大峡谷」
に向けて出発。
道中は、何もない荒野が続く。
赤い山々が連なる。
途中にあった写真スポット?
天山奇景。車がいっぱい停まっていたな。
こんな景色でした。
3.天山神秘峡
そんな荒野を眺めて車を走る事約1時間半。
中国のグランドキャニオンとも言われてる?天山神秘峡の入口に到着。
クチャで一番行きたかった場所。
入場料 : 45元/人。
早速出発。
入場ゲートをくぐると、目の前には峡谷の入口。
両壁にそそり立つ岩肌。
峡谷の中は、チョロチョロと水が流れている。(深さ1cm程度)
この流れが岩を削って谷と形成しているのか??
と思いながら歩く。
この流れはずっと続く。。。
何万年もかけて堆積して形成されたであろう大地の地層が見える。
それををさらに何万年もかけて侵食したと思われる峡谷。
両側に押し迫る壁はスゴイ迫力。これを片道1時間ほど歩いて戻る。
往復2時間ほど歩く訳ですが、飽きないモノでした。
ずっと上を見上げて歩くので首が疲れた。
上ばかりに気を取られていると、足元の小川にはまるのでそこは注意必要。
できれば濡れてもいいサンダルで行くのがお勧め。
4.キジル千仏洞
天山神秘大峡谷を堪能したら、次はキジル千仏洞へ。
天山神秘峡から、車で1時間半くらいかかった。
道中、検問所のような場所があり、身分証チェック。
ここはよくわからなかったけど、運転手が全部対応してくれた。
この検問で20分くらい時間とられた気がする。
現地到着。
入場料 : 70元/人。
シルクロードの一部として世界遺産にも登録されている文化遺跡。
入場口から窟までがなぜか遠い。。。
林の中を散策する感じで窟の前まで歩くと、
そこに鳩摩羅什(クマラジュ)の大きな像が鎮座していた。
鳩摩羅什のお母さまがクチャ出身だったとか…
窟の前にはゲートがあって、ここから他のお客さんと一緒のパーティで遺跡を巡ることになる。
窟の鍵を持つガイド(中国語のみ)に連れられて、階段を昇り降り。
写真OKでした。
青の塗料だけ鮮明
敦煌の莫高窟と比べると華やかではないけど、
けれどどうしてこんな砂漠の崖に、人はこんなことができるのでしょうね。
朝から移動し続けて、沢山歩いて、
しかもまだ食事を全く取ってなくて疲労MAX
そう、街以外では食事にありつける場所がないのです。
デジカメもスマホもHPがあと少しのところで库车 市内に戻る。
5.クチャ市内探索。
キジル千仏洞の観光が終わったらホテルへ。
運転手とは「明天見!」といい解散。
歩いてホテル近所を散策し、夕食にたどり着く。
夕食後は、果物屋さんで葡萄を購入。
夏のクチャは葡萄が美味しいのです。
しかも安い!! 1斤5元くらいで買える。
クチャでは毎日葡萄を食べてた。
~2日目~
6.スバシ故城跡
クチャ観光の2日目は、スバシ故城跡からスタート。
市内のホテルから車で1時間くらい。
入場料 : 25元/人
到着したが、、何もない。人もほとんど居ない。
しかし、天気はいい!!
昔の人はこんなところで何をしていたのか。。
どんな街があったのだろうか。
そんな事をちょっとだけ考えて、のんびり撮影しながら40分くらいで観光おしまい。
7.クチャ大寺
スバシ故城跡から車で30分くらい。
住宅街の中に現れる、新疆イスラム教の立派なモスク。
入口では近所の子供たちが無邪気に遊んでいる。
その後ろには、きっと子供の安全を見守っている公安さん。
入口横には、監視カメラ。
ここの子供たちは見守られています。
チケット購入して、入場。
入場料 : 15元/人
ここでは、ガイドの様な人が案内してくれる。
当然日本語は話せない。
ルールを守らせる為の監視役の様な人かな。。
中にはとても広い礼拝堂があり、観光客も中に入る事もできた。
けど、祈っている人は居なかった。。。
祈りの時間じゃないのか、、、表にいた公安さんのおかげなのか。
いろいろ想像していると悲しい現実しか浮かんでこない。
礼拝堂の近くには、葡萄がたわわに実っていた。
さすがクチャ。
こんなに無造作に葡萄ができるなら、
自分も日本で葡萄栽培してみたくなったじゃないか!
そんな事考えて、クチャ大寺の観光は終了。
クチャ大寺の近所の町並みはこんな感じです。
あまり人が歩いてない。。まぁ、夏の昼1時頃だからしょうがないかな。。
8.クチャ王府
クチャ大寺から車で10分弱の場所にある、クチャ王府。
清の乾隆帝がウイグル族首領の功績を表彰するために建設した王宮。
この清の乾隆帝ってお方、新疆やチベットの他民族を尊重する人物だった様。
この数か月後に訪れた河北省の承徳市にてそれを学ぶこととなった。
チケットを購入して入場。
入場料 : 55元/人
この王府の壁はウイグル建築様式。
中に入るとまず広場が出て来る。
広場を囲むように並ぶ木々にはたわわに実る梨。
とりあえず、案内所にて王府の全貌を勉強。
中々広そう。
内容がよくわからないけど、のんびりと散策。
ここは多分、花を愛でるガーデン。
首領達のくつろぎの間?
葡萄園!葡萄って放置しても実るものなんですかね?
こんな感じで1時間ほど散策して終了。
クチャの主だった場所の観光はこれで終了。
9.クチャでの食事・飲み物
こんなんを食べたり・飲んだりしてみた。
ラグメンとスープ。
パイナップルジュース。
ザクロジュース
食事したレストランの2階では、何やらパーティ。結婚式かな。
隣のテーブルにパーティ用の食事が並べられていく。
美味しそう。
クチャの町中散歩で見つけた果物市場。
ここで、メロン・葡萄・桃を購入。
これで18元。激安!
こうして、クチャの観光は終了。
~3日目~
朝10時のフライトで、ウルムチへ飛ぶ。
******終******
↓トルファン編↓
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